J-Startup選抜者からの特別メッセージ

経済産業省が推進するスタートアップ企業の育成支援プログラム「J-Startup」。特待生として様々な支援を優先的に受けることができ、大きく飛躍することが期待される企業が選抜されています。始動卒業生からJ-Startupとして選抜された5社のみなさんにメッセージをいただきました。「スタートアップが始動に参加するメリットはどこなのか?」それぞれの思いや考えをぜひご覧ください。

インタビュー更新日:2019年6月30日

 

始動3期生

コネクテッドロボティクス株式会社 代表取締役 沢登 哲也氏 / 取締役COO 佐藤 泰樹氏(J-Startup 2019 選抜)

 

コネクテッドロボティクス株式会社

代表取締役 沢登 哲也氏

コネクテッドロボティクス株式会社

取締役COO 佐藤 泰樹氏

 

- 事業内容と会社紹介をお願いします
「たこ焼きやソフトクリームロボット、そばロボットなどの調理ロボットサービスを開発しており、始動3期生メンバーが複数在籍しています。日本発のグローバルスタートアップになるべく技術を磨き邁進していきたいと思います。」

- 始動は事業創出/発展にどのような影響をもたらしましたか?
「始動をキッカケにプロトタイプだった、たこ焼きロボットが長崎ハウステンボスで店舗オープン。始動で偶然同じテーブルだったところから、販売・製品化が出来ました。代表の沢登を中心として3期生だった佐藤、板野が加わり、事業も拡大中です。」

 

始動2期生

株式会社カウリス 代表取締役 島津 敦好氏(J-Startup 2018 選抜)

株式会社カウリス

代表取締役 島津 敦好氏

- 事業と会社の紹介をお願いします
「インターネット・スマートフォンアプリでの 不正アクセスを検知するサービスを提供しています。 2015年に設立、2016年にサービスリリース後、メガバンク、通信キャリアなどをはじめ、日本を代表する十数社に提供中です。」

- 始動プログラムはあなたの事業にどのように影響しましたか
「ベンチャーの生態系にいる、起業家、投資家、サポーターなど複数のメンターから様々なアドバイスを頂戴できました。イスラエル(※)でのピッチまでさせていただき、世界を意識するきっかけになりました。」(※ 2016年度に開催したプログラムではイスラエル大使館とのコラボレートによりイスラエルプログラムへの選抜がありました)

- 応募を迷っている方に一言お願いします
「自分の頭にしかないものを吐き出して、フィードバックをもらえる、いい機会だと思います。アイデアを形にして、市場に出すまでに、どれだけ有益なアドバイスを受け、吸収するかが大事なので、ぜひトライしてみてください。」

 

BizteX株式会社 代表取締役 Founder / CEO 嶋田 光敏氏(J-Startup 2018 選抜)

BizteX株式会社

代表取締役 Founder / CEO 嶋田 光敏氏

- 事業と会社の紹介をお願いします
「弊社は、『テクノロジーで新しいワークスタイルをつくる」というミッションを掲げて、低付加価値の定型業務を自動化する国内初のクラウドRPA『BizteX cobit』を開発提供しています。弊社の特徴は、これまでのオンプレミスRPAの課題であった ”専門的なツール・長い構築期間・高コスト” を、”誰でも使えるUI・即日利用・低コスト”で解決しています。」

- 始動プログラムはあなたの事業にどのように影響しましたか
「始動に求めることが2点でした。一つ目は、現在の事業構想がある中での参加だったので事業立ち上げに進む事。二つ目は、エンジニア仲間を探す事です。結果的に、始動中に2度メンタリング頂いたアトミコ岩田さん(現 MIRAISE)にアドバイザーになっていただき、CTOを紹介頂きました。そのCTOと事業を立ち上げて、現在シリーズAの調達を終えて事業を前に進めております。」

- 応募を迷っている方に一言お願いします
「始動は、圧倒的にメンターの方が幅広く多様な方がいます。通常では会えない方もいます。当時の私は、起業はしてたけど一人だけで事業構想だけがある状態でした。でも、しっかり志と目的を持って参加して成果を得ました。皆さんもいつも考えている事業アイデアを前に進める良い機会です。是非高い志と勇気を持って応募してみてください。絶対実現できます!一緒に頑張りましょう!」

 

始動1期生

リンクウィズ株式会社 代表取締役 吹野 豪氏(J-Startup 2019 選抜)

リンクウィズ株式会社

代表取締役 吹野 豪氏

- 事業内容と会社紹介をお願いします
「産業用ロボット向けのスマート化ソフトウェアを開発しており、始動2015と同じ年に創業をしています。人であればフレキシブルに対応が出来る作業をロボットも同じように判断、動作が出来るソフトウェアエンジンの開発を通じて工場、町工場のリソースを最適化しリアルな働き方改革を実現しようと思います。」

- 始動は事業創出/発展にどのような影響をもたらしましたか?
「始動に参加当時はスタートアップでもベンチャーでもありませんでした。どちらかというとスモールビジネスを目指して起業をしましたが、始動同志、メンター、スタッフの方とのコミュニケーション、始動プログラムを通じて視座が上がり、結果的にスタートアップになりました。」

 

エルピクセル株式会社 代表取締役 島原 佑基氏(J-Startup 2018 選抜)

エルピクセル株式会社

代表取締役 島原 佑基氏

- 事業と会社の紹介をお願いします
「医療・製薬・農業等のライフサイエンス領域における画像解析・AIに強みを持つ大学発ベンチャー企業です。現在は医療機器AIと呼ばれる画像診断支援AIの開発に注力しています。オリンパス社、キヤノンメディカル社、富士フイルム社などから出資を受け、大企業との事業連携を進めています。」

- 始動プログラムはあなたの事業にどのように影響しましたか
「破壊的イノベーションを起こすためのノウハウ、視座を学びました。このプログラムでシリコンバレーにいかなければ、VCなどから資金調達することはなかったと思います。受託中心から自社開発中心に移行する転換点でした。」

- 応募を迷っている方に一言お願いします
「迷っていれば応募してみる、くらいの気概でいいと思います。迷っている時点で多くの学びを受けられる可能性がある人だと思います。」